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佐川大志 特任研究員が電気学会第79回電気学術振興賞 進歩賞を受賞
2023.04.17
佐川大志 特任研究員が「ブロックチェーン技術を活用した電力・環境価値P2P取引適用の実証」の研究で第79回電気学術振興賞 進歩賞を受賞しました。電気学術振興賞 進歩賞は、電気に関する学術・技術において、新規な概念・理論・材料・デバイス・システム・方式等を新たに提案、あるいはこれらの提案を実証した者、および電気に関する製品・設備等を新たに完成または改良し、顕著な成果をあげた者に贈られる賞です。
受賞対象となった研究は、需要予測・太陽光発電予測に基づいて、取引計画、EVの充放電計画、ヒートポンプの稼働計画を自動で生成し、ブロックチェーン市場で取引を行うものです。また、取引結果に基づいて実際にEVの充放電やヒートポンプの稼働をAPI経由で自動で行います。東大はエージェントと呼ばれる自動取引・機器駆動を司る機能を担当しました。この仕組みにより、EVやヒートポンプのような末端の需要家が保有する機器を自動で制御して再生可能エネルギーを有効に活用できることを実証したものです。